自己否定の塊だった私の自己否定が終わったきっかけは、自分の気持ちを第三者に聞いてもらうことでした。
今までも、私なんてダメだって周囲に漏らしたりはしていたものの、変わってなかった。
同じ話すでも、何が違ったんだろう。
話す側としては
相手が私のこれまでの生い立ちを全く知らない人だから、わたしは幼少期からこうこうこうで、今はこうなってて、これにすごい悩んでいます、というのを、相手にわかるように説明します。
これまでは周囲のすでにお互い知り合ってる人にしか話したことないから、わざわざ自分がどんな思いで生きてきたかとか説明なんてしないんですよね。
だから、相手にわかりやすく、自分のことを説明するって、ある意味、いったん自分で話しながら整理されるわけです。
心や頭にモヤモヤしていることが
話しながら「ああ、私って本当にこれで苦しんでいたんだな」と、話した自分の声が耳に入ってきて、五感を使って理解していく。
これはただ頭の中でモヤモヤしているのとでは全然違う次元と思います。
聴いてくれる人も、傾聴・コーチングをしてくれてる人は、遮ったり、否定したり、変に同調したりしない。ただ、聴いてくれる。
親やパートナーや友人みたいに、解決しようとアドバイスしたり、そんなん気にしなくていいよーと励ましたり、それもない。
だから、純粋に自分の気持ちが出てくるんです。
あ、これ言うとこの人にこう思われるな、この人こう言う性格だから、とかそんなのもないわけです。
この、真剣にただ受け止めてもらうだけの時間が、自分でも気付かなかった自分の気持ちが整理される時間となります。